四柱推命「庚辰(かのえたつ)」の特徴・性格・運勢・相性・有名人

庚辰(かのえたつ／こうしん)とは、四柱推命において用いられる十干「庚(かのえ)」と十二支「辰(たつ)」を合わせた干支です。年・月・日を表わす暦でもあり、性格や運勢を表わす要素でもあります。

庚辰を持つ人は、うららかな春の気候の中で何物にも左右されず存在感を放つ鉱石のように、自身の信念に迷いなく従い自らを律する強固でしっかりとした雰囲気をしています。そして庚辰を持つ人は、細かいことは気にせず、信念と理想に沿ったことにだけこだわりを見せます。広い視野とおおらかさ、決断力があるため、まとめ役なるとことも多々あります。自分の意志を主軸に、他の人の意見を尊重することのできる人です。

それでは、詳しく庚辰の性格や運勢について見ていきましょう。

庚辰の性質は？

庚辰は「庚」の鉱石の金の性質と「辰」の晩春の土の性質の両方を持っています。それぞれの性質を見ていきましょう。

1. 庚

庚は十干のひとつで、陰陽五行説では「金」と「陽」の性質を持っています。庚は、鉄鉱石などの加工される前の金属のように、強く固く、冷静かつしっかりとした性質を表します。

そのため庚を持つ人は、真面目で実直、意志が強く芯のあるはっきりとした性格をしています。職人気質で寡黙気味なので、わかりやすい社交性や華やかさは持っていませんが、本質を大事にして仲間を思いやる気持ちがあるので、周囲から人がいなくなることはなく、その堅物さが信頼を生んでむしろ長く安定的に好かれる人物です。

また感性が鋭く、環境の変化に敏感で繊細です。周囲の人の影響を受けやすいので、関わる人は厳選した方が楽しく安心して過ごせます。

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四柱推命｜庚（かのえ）の特徴は？十二支との組み合わせも徹底解説！　

2023.12.19

庚は切れ味の良い刀や武器の材料となる鉱石をイメージする「金」の性質を持ち、意志が強く理性的な性格の持ち主で冷静に物事をこなします。...
2. 辰

辰は十二支のひとつで、陰陽五行説では「土」と「陽」、季節は晩春（4月）、時間は7時～9時などの性質を持っています。

辰を持つ人は、自身を律するときと、感情的なときとの差が激しく、波が大きい性格をしています。また、スケールは大きく高い理想を掲げますが、細かいところは少し適当です。自分の願望に正直なので、はたから見ていて華があり、危なっかしさもあります。

庚辰の性格

1. 大志を抱いている
庚辰を持つ人は、自分なりの正義や野望、信念、目標を常に掲げ、それに従って生きています。信じていることに疑いを持つことがほとんどないため、自信家として見られることも多いでしょう。そして、確固たる信念に沿って動くため、決断力や行動力などにも長けています。
2. まとめ役になる
庚辰を持つ人は、堂々とまっすぐ且つ、素早く意思決定を行うため、集団の中にいるとまとめ役となる傾向があります。他者への情や思いやりの心もしっかりと持っていて、苦手な人であっても自分の領域からは、そうそう簡単に振り落とそうとはしません。
3. 大胆で勇敢
庚辰を持つ人は、信念を貫くためのものであれば、どんなことでも物おじせずにやってのけます。小さなことを気にしないおおらかさも相まって、大胆な行動に出ることも多々あります。繊細で控えめに過ごすことよりも、大舞台で堂々と振舞うほうが性に合っている人です。
4. 多くを語らない
庚辰を持つ人は、必要以上のことを語らないところがあります。無口な人だと思われることも多々あります。しかし、質問をされたことや必ず伝えなければいけないことは、はっきりと言葉にします。時々、言うことが的確過ぎて語気が強くなることもあります。
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庚辰の男女別の性格

1. 「庚辰女性」の性格

庚辰を持つ女性は、やりたいことや信じているものが明確で、人にもそれを伝えることのできる人です。性同士の中では特に、幹事や世話役を担うことが多いでしょう。

活力溢れる人であるため、いつまでもキラキラと輝き若々しくいます。望んでいることを素直に口にできるため、周囲の人の助けを借りる機会も多いでしょう。

2. 「庚辰男性」の性格

庚辰を持つ男性は、指示やアドバイスが的確な兄貴分タイプの人です。状況把握能力が高く、決断力もあるため、自然とリーダーと引き上げられていきます。

自分にも相手にも素直であるため、多少言葉がきつくて周囲を圧倒することがありますが、相手を見放さないため頼られることは多いでしょう。

庚辰は異常干支？

庚辰は異常干支ではありません。

異常干支とは、六十干支のうち13干支が該当する、強い個性や非凡の能力を持った干支のことをいいます。異常干支は、霊感や先を読む力、自由な感性などに優れているといわれています。

庚辰は異常干支ではありませんが、意志が強くサバサバとした印象を与えることが多く、個性と主張の強い人と思われることがあります。ただ、個はしっかりと持っていますが、人との関わりをないがしろにするような冷淡な人ではなく、周囲と調和を保とうとする思いを強く持っています。

庚辰の運勢

庚辰の恋愛や仕事の運勢について解説していきます。命式によってはここでお伝えする運勢通りにはならないこともありますので、気になる方はぜひ命式を作って詳しく運勢を見てみてくださいね。

恋愛運

庚辰を持つ人は、愛を確かめ合える恋愛を好みます。ドキドキハラハラするよりも、じんわりと心が満たされるような愛をくれる相手を大事にし、自分も惜しみなく愛情を注ぎます。何が相手にとって最善かを常に考え、言いたいことは言って、二人の関係をよりよいものにしていく努力を欠かしません。

結婚運

庚辰を持つ人は、結婚に前向きです。一生懸命自分に向き合ってくれる人が見つかれば、すぐにでも結婚したいと思うでしょう。結婚生活は信頼と安心感のあるものとなります。安定的な生活の中でこそ、光り輝く人でもあるため、魅力も向上していきます。

仕事運・適職

庚辰を持つ人は、こだわりを持って仕事に取り組むことができるため、一点集中できる仕事に適性があります。常にあらゆることに意識を向ける必要のある仕事は、こなす能力はありますが、疲労しやすかったり、納得いかないままストレスが溜まったりしやすいため向いていません。

金運

庚辰を持つ人は、貯蓄や節約が得意です。そのため、ここぞというときの必要経費に困ることはありません。こだわりを持って仕事をできるため、自分にしかできないことを早々に見つけて成功をおさめることも可能です。ただ、人脈を広げることに苦手意識を持つことがあるため、その点をクリアしていくことが財を増やすポイントとなるでしょう。

健康運

庚辰を持つ人は、とても丈夫な精神を持っています。気力があれば何とでもなるところがあり、前向きでいられる限り健康です。ただし、信念が揺らぐような出来事があったり、目標を見失ってしまうと一気に体を崩してしまいがちです。少し気分が落ちたら、心に素直に従うことを思い出しましょう。

庚辰とほかの六十干支との相性

1. 相性の良い六十干支「乙酉」「乙亥」
乙酉は、情熱と夢を掲げ、理性と合理性を基に現実化していく人です。庚辰にとっては、真似したいと思うところや助けとなってくれるところがたくさんあるため、一緒に居ると生産性と安心感を感じる相手です。 乙亥は、繊細なところとしぶといところのある処世術に長けた人です。目的のために突っ走る真っ直ぐなところが、庚辰にとっては理解しやすいところであり、安心できるところでもあります。
2. 相性の悪い六十干支「丙戌」「庚寅」
丙戌は、明るく社交的で堅苦しいことが苦手な人です。人脈を広げることが上手なところと、堪え性のないところが庚辰には馴染みづらく、仲良くなるのに時間がかかります。丙戌の良いところを参考に強いようと思えれば、距離を詰めることはできるでしょう。 庚寅は、大きな夢を抱き人に助けられながら実現していく人です。壮大さは庚辰と似ていますが、庚寅は少し気分屋なところと大雑把なところがあるため、こだわりを強く持つ庚辰にとっては理解しがたいところが多々あります。

庚辰の有名人

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