11月の誕生石は?
11月の誕生石は「トパーズ」と「シトリン」です。トパーズとシトリンは、どちらも黄金色の宝石であることにちなんで、紅葉の季節である11月の誕生石になったといわれています。
ここでは、11月の誕生石であるトパーズとシトリンの石言葉や効果について紹介していきます。
トパーズの特徴と石言葉
- トパーズとは?
トパーズは、透明感のある美しい輝きを持つ宝石で、黄色や青色、ピンク色、無色などさまざまなカラーが存在します。モース硬度は8と比較的硬い鉱物ですが、太陽光に弱く変質しやすい性質を持っているので、扱いに気を付ける必要があります。
トパーズという名前は諸説ありますが、ギリシャ語で「探し求める」という意味の「トパゾス(topazos)」やサンスクリット語で「炎」という意味の「タパス(tapas)」などが語源だと考えられています。和名では黄色のトパーズが有名であることから「黄玉(おうぎょく)」と呼ばれます。
主な産地はブラジル、ロシア、スリランカ、パキスタンなどです。日本の滋賀県や岐阜県などでも採掘されています。
- トパーズの石言葉
トパーズの石言葉には「希望」「友情」「誠実」「知性」「潔白」「成功」などがあります。トパーズが明るい輝きを放つ宝石であることから、希望溢れるポジティブな石言葉がついています。
- トパーズの歴史と伝承
トパーズの歴史は紀元前から始まっているといわれています。紀元前は紅海にあるトパゾス島で採掘されていたそうで、この島の名前はトパーズという名前がついた由来ともいわれています。
ヨーロッパではブルートパーズは神聖な石とされ、聖職者や王族が身に付ける宝石として扱われていました。また、古代エジプトでは、黄金に輝く宝石であることから「太陽神ラーの石」として扱われていたそうです。
- トパーズの効果
トパーズは、持ち主の潜在能力を引き出す宝石だといわれています。潜在能力を引き出すことで、自信を芽生えさせたり、直観力や洞察力を高めたり、目標達成のための力をみなぎらせてくれたりするとされています。消極的になっているときや円満な人間関係を築きたいときにおすすめの宝石です。
シトリンの特徴と石言葉
- シトリンとは?
シトリンは、透明感のある黄色やオレンジ色をした宝石で、クォーツの一種です。シトリンは天然のものが少なく、ほとんどはアメジストを加熱処理して作られます。モース硬度は7と比較的丈夫な鉱物です。
シトリンという名前は、黄色い色をしていることにちなんで、フランス語で「レモン」という意味の「シトロン(citron)」が由来するといわれています。
主な産地はブラジル、マダガスカル、ロシア、アメリカなど。商売繁盛や金運アップの象徴としても知られています。
- シトリンの石言葉
シトリンの石言葉には「成功」「繁栄」「希望」「勇気」などがあります。
シトリンは鮮やかな黄色やオレンジ色をしていることから、太陽の象徴とされることが多く、幸運や豊かさ、商売運などをもたらすとされています。そのため豊かさや成功を表すような石言葉がたくさんついています。
- シトリンの歴史と伝承
シトリンの宝石としての歴史は、ヘレニズム時代のギリシャから始まったといわれています。ギリシャでシトリンは、健康を守る力があるといわれ装飾品や護符として使われていました。
また、中世ヨーロッパでは富の象徴や悪夢から守る力があると信じられ、護符として使われていたようです。
- シトリンの効果
シトリンは、太陽のようなポジティブなエネルギーの象徴とされてきたため、ネガティブなエネルギーを減らし精神的安定や喜び、癒しをもたらす効果があるといわれています。また、豊かさの象徴でもあるため財運や成功を引き寄せる力があるともされています。心身の健康や金運がきになるときにおすすめの宝石です。
まとめ
11月の誕生石であるトパーズとシトリンは、どちらも黄金色で活気を感じる宝石です。寒くなる時期に身に付けるのにぴったりな宝石ですよね。人間関係にも金運にも効果があるといわれる宝石なので、お守りとして身に付けておくのもいいかもしれません。
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