9月の誕生石は?
9月の誕生石は「サファイア」と「クンツァイト」です。サファイアは9月の青空のような青をしているところから9月の誕生石となりました。またクンツァイトは、発見者の鉱物学者の誕生日が9月であったことから、2021年に9月の誕生石として加えられました。
ここでは、9月の誕生石であるサファイアとクンツァイトの石言葉や効果などについて詳しく紹介します。
サファイアの特徴と石言葉
- サファイアとは?
サファイアは、コランダムという鉱物の一種です。深い青色のサファイアが有名ですが、ピンクやイエロー、グリーンなどさまざまな色があり、赤色のものはルビーと呼ばれます。モース硬度は9と高く、ダイアモンドの次に硬い宝石として知られています。希少性が高く、ダイヤモンド、エメラルド、ルビーと並ぶ四大宝石の一つに数えられます。
サファイアという名前は、ラテン語で「青」という意味の「サッピールス(sapphirus)」に由来しています。和名では「蒼玉/青玉(せいぎょく)」と呼ばれます。
主な産地はスリランカ、ミャンマー、マダガスカル、オーストラリアなどです。透明度が高く、鮮やかな発色のものほど価値が高いと評価されます。
- サファイアの石言葉
サファイアの石言葉には「誠実」「慈愛」「徳望」「成功」「不変」などがあります。
「誠実」「慈愛」は澄んだ青色をもつところから、「不変」は硬度が硬く傷がつきにくいことが由来だといわれています。またサファイアは身に付けた人の意志を強くし成功をサポートすることから「成功」、聖職者が身に付けていたことから「徳望」という石言葉もついています。
- サファイアの歴史と伝承
サファイアの最古の歴史として知られるのは、宝石の産地として有名なスリランカに伝わるソロモン王の記述だそうです。中世のころは、サファイアは古くから誠実や忠誠、天の象徴であり、聖職者が身に付ける宝石だったといわれています。
また中世ヨーロッパでは、サファイアには癒しの力があると信じられていて、伝染病などの病を治したり、解毒剤として扱われていたりしたともいわれています。
- サファイアの効果
サファイアは、気持ちを落ち着かせて、真実を見抜くための直観力や洞察力、集中力を高める効果があるといわれています。また、自信がついたりストレスを和らげたり、愛する気持ちを高めてくれたりする力もあるようです。不安を取り除き成功をおさめたいと思う人に向いている宝石です。
クンツァイトの特徴と石言葉
- クンツァイトとは?
クンツァイトは、淡いピンクやライラックピンク色が特徴のスポジュメンという鉱物の一種です。紫外線に弱く色褪せしやすい性質を持っています。
クンツァイトという名前は発見者の鉱物学者ジョージ・クンツにちなんでつけられたものです。和名では「リチア輝石(リチアキセキ)」と呼びます。
主な産地はアフガニスタン、マダガスカル、ブラジル、アメリカなどです。
- クンツァイトの石言葉
サードニクスの石言葉は「夫婦の愛」「幸福な結婚」「活力」「成功」「幸運」「誠実」「勇気」「情熱」です。
「夫婦の愛」「幸福な結婚」は、サードニクスの模様が、赤と白という男性性と女性性を表す色でできているところから、仲の良い夫婦を象徴するようになったことが由来だといわれています。
「活力」「成功」「幸運」「誠実」「勇気」「情熱」は、赤褐色からくるイメージが由来だといわれています。
- クンツァイトの歴史と伝承
クンツァイトは、1902年に発見された比較的新しい宝石です。そのため、古代の神話や伝承は少ないですが、紫外線によって退色しやすく、キャンドルの灯りのもとでこそ魅力が最大限になることから「夕暮れの宝石」と呼ばれるロマンチックな宝石です。
- クンツァイトの効果
クンツァイトは、心を穏やかにし、ストレスや不安を和らげるヒーリング効果があるとされています。また「無償の愛」の象徴とされることから、自己愛や他者への思いやりを育み、恋愛や人間関係を円滑にするといわれています。精神的な疲れを癒し、ポジティブな気持ちを取り戻すサポートをしてくれるため、感情が揺れやすいときや、自分を大切にしたいときにおすすめのパワーストーンです。
まとめ
9月の誕生石であるサファイアとクンツァイト。この2つは、まるで9月の昼と夜を表すような宝石といえます。持ち主のイメージにあわせて選ぶのも素敵ですが、昼と夜用に分けてどちらも持っておくというのも素敵ですよね。ぜひ9月が誕生日という人は、サファイアとクンツァイトを身に付けてみてくださいね。
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