10月の誕生石は?
10月の誕生石は「オパール」と「トルマリン」です。オパールは虹色をした宝石で、トルマリンは黒や赤、ピンク、緑など豊富なカラーバリエーションのある宝石です。どちらも多彩な色を持っていることから、作物の実りが多い10月の象徴として誕生石に選ばれました。

ここでは、10月の誕生石であるオパールとトルマリンの石言葉や効果について紹介します。

オパールの特徴と石言葉

  1. オパールとは?
  2. オパールは、光の加減で虹色のようにさまざまな色が揺らめく「遊色効果」が特徴の宝石です。水分を含む鉱物のため、乾燥や衝撃に弱いデリケートな石です。

    オパールという名前の由来は、ギリシャ語で「色が変わるのを見る」という意味の「オパリオス(opallios)」か、サンスクリット語で「貴重な石」という意味の「ウパラ(upala)」だといわれています。和名では「蛋白石(たんぱくせき)」と呼びます。蛋白とはタンパク質のことで、白色のオパールが卵の白味に似ていることからこの名前がついたといわれています。

    主な産地は、オーストラリアやメキシコ、エチオピアなどです。中でもオーストラリアは差世界最大の産地で「オパールの都」とも呼ばれています。
  3. オパールの石言葉
  4. オパールの石言葉は「希望」「純真無垢」「歓喜」「幸運」「忍耐」です。

    これは、オパールが多彩な色を持っていることから、自由性や明るさなどのポジティブなイメージの石言葉がついたといわれています。
  5. オパールの歴史と伝承
  6. オパールの歴史は古代ローマから始まります。古代ローマでは、愛と希望の象徴であり、予知力や洞察力が形となった「神の石」だと信じられていました。

    中世では、小説内で不吉な石として扱われたことにより「不運を運ぶ石」と避けられていましたが、19世紀後半頃オーストラリアでたくさんの鉱山が見つかったことによって、再び美しく価値のある宝石として扱われるようになりました。
  7. オパールの効果
  8. オパールは、不安や恐れなどのネガティブなエネルギーを取り除き、自由で前向きなエネルギーに変えてくれる効果があるとされています。またその多彩な色合いから創造性を見いだし、そして持ち主の心を移して色が変化するとも言われているところから、自分らしさの探求に効果があるともされています。答えに悩んだり、自信が持てなかったり、悲しみや挫折に苦しむときに力をくれる宝石です。
トルマリンの特徴と石言葉

  1. トルマリンとは?
  2. トルマリンは、多彩なカラーバリエーションを持つ宝石で、熱や摩擦によって電気を帯びる性質を持っています。トルマリンという名前は、シンハラ語で「混合した色の石」という意味の「トラマリ(toramalli)」が語源となっているといいます。そして和名では電気を帯びることから「電気石(でんきせき)」と呼ばれます。

    トルマリンの主な産地はブラジル、アメリカ、マダガスカル、タンザニア、ケニアなどで、特にブラジルは希少価値の高いパライバトルマリンと呼ばれる種類のトルマリンの産地として知られています。
  3. トルマリンの石言葉
  4. トルマリンの石言葉は「希望」「友情」「潔白」「寛容」「安楽」「心中の歓喜」「新しい出会い」「無邪気」「愛情」などがあります。

    トルマリンは電気を帯びることや優しい緑色をしていることから、癒し効果やストレス緩和に効果があるといわれています。このことから「安楽」などの心穏やかになれるような石言葉がついたといわれています。また、ピンク色のトルマリンは別名「愛の石」とも呼ばれる恋愛運アップの宝石であるため、愛に関する石言葉もついています。
  5. トルマリンの歴史と伝承
  6. トルマリンの最古の記録は、1500年代にブラジルで発掘されたというものです。当時はエメラルドなどの宝石と混同されていましたが、1800年代には異なる鉱物種だと認識され、さらに1900年代にはブラジルで大きな鉱床が見つかり広まっていきました。
  7. トルマリンの効果
  8. トルマリンは、色ごとに持つ効果が異なるといわれています。漆黒のブラックトルマリンは、癒し効果や魔除け、自身アップなどの効果。緑のグリーントルマリンは、持久力や勇気をくれる効果。澄んだ青のブルートルマリンは、円満な人間関係や直観力アップなどの効果。ピンク色のピンクトルマリンは、愛の石とも呼ばれる恋愛運アップに効果のある宝石だといわれています。
まとめ
10月の誕生石であるオパールとトルマリンは、どちらも色が豊富で、身に付ける人を選びません。その人らしい魅力を引き立たせてくれる宝石なので、好きだと思う方や贈る人にぴったりだと思う方を選んでみましょう。
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